会社に属さない不動産営業?“不動産エージェント”という新しい働き方
大学生にとって「不動産の仕事=スーツ着て営業会社に入社する」というイメージが強いかもしれません。ただ、ここ数年で急速に広がっているのが**“不動産エージェント”というフリーランス型の働き方**です。
今日はそんな働き方をわかりやすく解説していきます。
【この記事でわかること】
◉不動産エージェントとは?
◉フリーランスで不動産をやる仕組み
◉どんな人が向いてるの?
◉学生が今のうちにできる準備
◉エージェントという働き方の未来
◉ガクフドキャリアとは
不動産エージェントとは?
一言でいえば、
会社に所属せず、自分の名前でお客様の不動産賃貸・売買をサポートする営業職です。
会社員時代に培った営業力やネットワークを武器に、個人事業主として独立して働くスタイル。
人気の理由はシンプルで、成果報酬が圧倒的に高いこと。通常の不動産会社だと売上のインセンティブは10〜20%ほどですが、エージェントは**50〜90%**が自分の収入になることもあります。
いわば、
「売ったら売った分だけ自分の収入に跳ね返ってくるハイリターン型の働き方」
ただし当然、“自己管理”と“実力”が求められます。
フリーランスで不動産をやる仕組み
「不動産って免許が必要じゃないの?」
これは鋭い指摘で、まさにポイントです。
結論としては、
フリーランス単体では宅建業免許を持てないので、免許を持つ企業の“業務委託”として活動するのが一般的です。
仕組みはこんな感じです。
- 宅建業免許を持つ母体企業に所属(社員ではなく“委託契約”)
- 物件情報や契約書類は母体企業が提供
- 営業・集客は自分で自由に
- 取引が成立したら売上を母体企業とシェアして報酬を受け取る
自分の看板 × 会社の免許・仕組み
どんな人が向いてるの?
自由度が高い反面、サボろうと思えばいくらでもサボれる世界。
なので、
・自分でスケジュールを組める
・SNSや人脈で集客できる
・数字へのプレッシャーを正面から受け止められる
こういうタイプは強いです。
逆に、「人に言われないと動けない」「営業経験ゼロ」の状態でいきなりフリーに飛び込むのは、ちょっと難易度が高い。就活でいう“フリーランスエントリーシート”みたいなものは存在しないので、自己責任の塊です。
学生が今のうちにできる準備
大学生のうちにエージェントを経験することはできます。売買仲介は難易度が高いですが、賃貸仲介を学びながらすることはできます。(書いている本人は学生時代からやっていました)
ただ、売買仲介を学ぶには就職することをおすすめします。
将来この働き方が気になるなら、今やっておくと強いのは次の3つ。
・宅建の勉強(エージェントでも知識は最強の武器)
・インターンや業務委託で不動産業界の現場を見る
・SNSで発信ベースを作っておく
とくにSNS発信は、今の時代の営業にとって“名刺以上の名刺”。
大学時代から積み上げると大きな差が出ます。
エージェントという働き方の未来
不動産会社に入社 → 経験を積む → 実力がついたら独立
このキャリアの流れが昔よりもずっと一般的になってきました。
これは、
「働き方が会社中心から“個人のスキル中心”に変わってきた」
という社会の動きをそのまま表しています。
あなたが10年後、“会社の看板より自分の名前で戦いたい”と思えば、
不動産エージェントという選択肢は確かに魅力的な未来を開くはずです。
そして不動産業界は、まだまだ働き方の革命が起きやすい。
学生のうちにこの選択肢を知っておくだけで、キャリアの地図はぐっと広がる。
ガクフドキャリアとは
ガクフドキャリアとは、「学生 × 不動産業界」の新しいキャリア支援プラットフォームです。
大学生が不動産業界のリアルを知り、将来に直結する経験を積めるように、不動産会社のインターンシップ・長期バイト・就職情報をまとめて紹介しています。
不動産業界での就職は、ガクフドキャリアに相談してみましょう!